5. 難聴者との会話(動画あり)

難聴について、これまで4つのテーマに分けて書いてきましたが、ここら辺で一度締めようと思いながら書きます。今回は、「難聴の会話について」です。

聴覚障害のコミュニケーション手段

「ろう」「中途失聴」「難聴」によって使われる手段は異なりますが、3つのコミュニケーション方法があります。

❶口話

相手の口の動きを読み取って言葉を理解することを「読話」、自分でも声を出して言葉を伝えることを「口語」といいます。
読話と口語を組み合わせたコミュニケーション方法が「口話」です。

わたしの話し
私は専門学校の途中までは、この口話という方法を主に使っていました。しかし、いろんな人がいる中でそれだけでは厳しいなと感じるようになり、相手の口の動きを見ないで会話する特訓を自分でやり始めました。その結果、大体のニュアンスで聞き取る力が当時よりも身に付いた気がしています。それでもダメな時は、口の形を見るのですが、今はマスク文化になってきて容易に見れなくなりましたね~。私もですが、さぞ困ってる人も多いと思います。。。

❷筆談
文字を書いてコミュニケーションを行う方法。

わたしの話し
筆談は、どうしても聞き取れなかったとき最後の手段としてお願いするようにしています。自発的に対応してくださる心優しい方もいて感謝するばかりです。聞き取れなかったときは、違う言葉に言い換えると話しがスムーズにいったりします。あまりやったことがなかったのですが、話し相手に「違う言葉に言い換えてみると?」とお願いするのもいいかもしれないですね。
❸手話
顔の表情と手を使ったコミュニケーション手段。

わたしの話し
中学生の時に、仲が良かった友達と「指文字」の手話をやっていました。席が離れていても、同じ空間にいれば指で会話ができました。例えば…
「ね・む・い」とかね
(笑)
一つ一つの50音を机の下で隠れて指を動かして、そんな簡単なやり取りをしていました(笑)友達の隣に座っていた男子からは「何やってんの?」と突っ込まれていました。手話を覚えて使ってくれる人がなかなか周りにいなかったので、とても嬉しかったです。今は、所々しか覚えていませんw

予測して話している

これは難聴あるあるだと思うのですが、言葉のキャッチボールしている中で、先読み・パターン化して話していたりします。どういうことかというと、質問に対して、どのような答えが返ってくるか、大体予想できることってありますよね…?それを瞬時に頭の中でやっていたりします。そうすると例え、正確に聴き取れなかったとしても、大体の言葉で分かったりして、「あ、このパターンね!」とまたスムーズに「ぽ~ん」と返すことができるのです。
でも、その予想が大きく外れると、「ん…?なんて言ってんのかな?」と会話が止まったりしてしまうのです。
そのためスムーズにいきすぎて「普通に聞こえてるじゃん」とよく勘違いされたりします。もうこれは、環境や声質、話題、相性すべての条件が良かった時です。後は、相手の表情、手に持っているもの、など目に見えて伝わってくる情報から瞬時に判断する力、洞察力が人より発達してるのではないかなと思います☝
私たちが物心ついた頃から、一番話題にしているのは、なんて事のない「日常会話」ですよね。そう、これが一番会話の免疫、経験値があります。そのために日常会話ではスムーズに違和感なくやり取りしやすいことが多いです。これは聴者も同じだと思いますが、専門的な話や難しい言葉を使う相手になるとまぁ大変です(苦笑

私からお願いしていること

私が職場でお願いしていることをまとめてみました☝

〇聴力の残っている左側から話しかける(肩をたたかないで、手をかざすなど視界に入れて話しかけること(私が異常な驚きをするため)
〇大事なことは、メールなど目に入ってくる情報で伝える
〇議事録・電話はしません。と言い切っています。とても楽になりました。

声質や話し方の特徴は様々で、最初からいろいろ細かくお伝えしてしまうと、相手もかなり困るので、共通してお願いしていることは、こちらです。

気持ちゆっくり目に、少し大きい声で、話してください。

後の細かいところは、相手によってお願いして調整していく形です。今の職場だと身近に、文章が苦手で口が早いといった電話派の人もいるので、こちらの対応に合わせる配慮が難しい方は最低限しか関わらないようにしています(笑)

無理に押し付けてもお互い辛いだけですからね。
結果的に上手く回っていればそれでいいんです。
のほほんと軽々といきましょう(笑)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
感謝しております。